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トイレトレーニングは必要ない

 

多くの幼児たちが2才くらいで行う、トイレトレーニング。

そういえばうちの下の子は、トイレトレーニングをしたことがない。1才10か月で、トイレでうんち完了、2才にならないうちにおしっこも順調に進み、2才4か月ですべて完了。トイトレは、以上。トレパンは家では不使用。

1才前後くらいというか、個人差はあるが、主に歩けるようになると、うんちの時の、場所、ポーズ、表情が決まってくる。本人が落ち着ける場所へ移動し、だいたいいつも同じところにつかまって、立ち上がってするのだ。安定して立てるようになると、オムツで座ってするとおしりが汚れると感じるようになるのだと思う。

だったら、トイレも出来るはず。そう思った。

自宅トイレ環境のポイント
1 便座がほどよく大きいこと
2 座るとお気に入りのキャラクターが見えること
3 手でつかまる所があること
4 足の裏が付くこと
5 開放的すぎないこと

便座の大きさは一番大事。市販のベビー用の補助便座は、一般的な体格の幼児には小さすぎる。横幅が大きく、内側におしりが軽く沈み込むことが大事。手で捕まる場所は、便座の前部分に手を置いて十分に足を開いて座ることが出来れば良い。

声がけは、「うーん」よりは、「ふぅー」「はぁー」。
「うーん」は子供にとっては、緊張。出なくなる子もいる。
出ないか、と諦めてリラックスした瞬間に、出ることがある。だから、リラックスを心掛け、力むことよりは、力を抜くことを教える。

一度トイレでうんちをすることを覚えてしまうと、オムツではもう不快で出来ない。オムツで立ってすることが固定化しないうちにトイレへ誘うと、すんなりトイレへ移行できることがある。

うんちのトレーニングというか、トレーニングするまでもなく完成してしまうと、1日1回くらいはトイレへ行く習慣ができる。そうすると、何のトレーニングもなしに、放っておけば、おしっこでもトイレへ行くようになる。大は小を兼ねるようだ。

だから下の子は、おしっこのトイレトレーニングは行っていないし、そもそもトイレトレーニング自体、ほとんど行っていない。最初にうんちに誘うタイミングがぴったりだったようだ。1回目は、朝の登園時に月齢が上の子がトイレに座るのを本人が興味深く見ていたので、真似をさせたら運良く成功した。

その後も、お決まりのポーズに入りそうになったら、途中でも抱っこしてトイレに座らせてからオムツを外す。抱っこした瞬間はもちろん不機嫌だが、たとえオムツでしてしまっていても、最後に座れて、トイレに流せたことで、何となく本人も気分が良い。

トレパンも履いていない。完成するまでオムツのままだった。ずっとオムツで快適に過ごしてきた子に、突然トレーニングパンツで不快感を教え込んでも、いまさらだ。既にオムツは快適だと学んでいる。トレパンを使うことは、失敗させること。トイトレが嫌なものになってしまうこともある。失敗を体験させるチャンスは人生いくらでもあるし、保護者が何人もいる昔とは時代が違う。ほとんどの育児はワンオペだ。ママさんを悩ませ、余裕を奪う子育て方法は良くない。

開始時期の季節も関係ない。おしっこが完成するのは夏が多いと思うが、うんちのトレーニングに大きな季節差は無い。それよりも、オムツで寝たまましていた子が、立ち上がるようになる、または、本人のお決まりの場所やポーズになる、これがトイトレ開始のサインではないかと思う。

おしっこのサインは見た目に分からない。うんちが完成した後、まる1年くらいはオムツを履かせておけば良い。遅くとも小学生になる頃には、オムツを履いた健常児はいない。1週間でオムツ外しとか、ママさんは育児のプロではないのだから、頑張らなくて良いと思う。これで、「うんちだけトイレで出来ない」も解決。

ちなみに、上の子は保育園の先生から、うんちは難しいので、おしっこが完了するまではまだ早いです、と言われ、そうかなあと疑問に思いながら言う通りにしたら、うんちの時にわざわざオムツを履く習慣になってしまった。立ってすることが習慣づいてしまって、座ると出ないのだ。おしっこを失敗する練習も1年ほど続けただろうか、親子ともに疲弊した。下の子は、私が思った通りに進めた。上の子のトイトレのあの苦労は何だったのだろう、と思う。