お片付けの上手な子供に育てるには
どちらが片付けの上手な子になるだろうか。
1. 毎日、子供にやらせて習慣づける。
2. 毎日、大人が手を貸してでも、片付いた空間で過ごす。
子供の性格によるだろう。ただ、「いつも片付いた家」で生活することで片付けが上手になる子供が、圧倒的多数だろうとは思う。
人には、元に戻ろうとする習性がある。幼少期の光景が、整頓されているか、散らかっているか。いつも「片付けなさい」と叱られているか、当たり前に片付ける親の背中を見て育ったか。
保護者が100%片付けたのでは、子供の自主性は育たないが、子供が片付けられない日が続いた時に、散らかっていることに慣れてしまわないことは、子供の自主性よりもっと重要だろうと思う。子供が100%片付ける、というのは、子供ゆえに期待できない。
片付けが得意かどうかは、主に遺伝、そして環境。きょうだいでも違う。本人が遺伝的に片付けが苦手で、親も遺伝的に苦手だと、それは仕方がない。親の厳しいしつけのお陰で片付けが出来るようになったと思っている人はたいてい、片付けの得意な家系なのだと思う。
片付けが苦手なことは、ダメなことではない。そして、苦手でも、片付けは出来る。
片付けが上手になるためにまず大事なのは、片付けの出来る大人になった方が良い3つの理由を理解すること。
1. 片付けは集団のルール
2. 片付けは効率化と時短
3. 片付けは孤独を防ぐ
一つは、片付けは集団のルール。家族がいる場合、みんなで物の置き場が一致していた方が仲良く過ごせる。家を散らかすことはたいてい、家族の誰かの仕事を増やしていて、誰かの時間を奪い、誰かの居心地を悪くしている。
もう一つは、効率化。よく聞くのが、「忙しい時は、片付けなくても死なない、掃除しなくても、洗濯物を畳まなくても死なない」というもの。それは、外で仕事が忙しい場合に、家が片付いていなくても問題ない、という話。家で仕事をしている場合や、家事育児が忙しい時には逆だ。片付けを優先した方が時短になる。
最後の一つは、話が飛ぶようだが、「片付けない」は孤独への一歩でもある。人間、環境が荒れている時があっても良いというか、人生にはそういう時もある。ただ、片付いていないと感じる部屋で過ごす自分は、惨めだ。そういう時期を早めに切り抜けられたら幸せだと思う。
育児中のママさんが「片付けなさい」を言いたがる理由の一つは、ママさんの頭の中が忙しいからだ。100件のやることリストが頭の中にあると感じている時に、部屋が散らかっていると、イライラするのだ。しつけという意味では、子供に片付けさせることに、あまりこだわらなくても良いのではないかと思う。