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学校のことを話さない男の子、その理由

 

「息子が学校のこと全然話さなくて。聞くと面倒くさそうにするの。」
と、近所のママさんが言う。うちも、息子は話さない、娘は詳細な報告が。

男だから、ってわけではないと思うよ。たしかに、どちらかというと男に多いようだけど。

私も、家で外の出来事は話さない派。だから、息子クンたちの立場を代弁しておいた。

家で学校の話をしない子は、学校で家のことを聞かれた時も、うまく答えられないのだよ。違う場面、違う日時の記憶を瞬時に呼び起こすことが難しいのだ。覚えていないわけではなくて、ただピンとこないだけだから、モヤっとした反応になってしまう。

例えば私だったら。

女性にありがちな会話だけど、会うなり、「昨日すごかったねぇ。」と言う女性。私だったら「ん?何が。」と思うわけ。別の女性が、「ねー、もう靴の中までずぶ濡れよ。」と言う。あぁ、昨日の大雨なんてちっとも頭になかった。だって今日はこんなに晴れている。それに、「雨が」すごかったね、って主語から言ってくれないと、何の話をしようとしているのかも分からない。私だったら、このように感じる。

場面や時間軸を脳内で自由に行き来できる人は、身の回りの要領も良いし、雑談も上手だよね。うらやましい。

帰宅すると、家でやるべきことを忘れることに関しては、息子も娘も同じ。忘れるというより現実逃避か。

あっ、そうだぁ!と、帰宅するなり始まる実験。先に宿題をやるのは無理らしい。