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空き地で自然観察をする都会の子供

 

休日に空き地で自然観察。

最初は「なにするの?」と嫌がって行きたがらなかった。空き地には何もない、と思っていた都心生まれの子供たち。

最初の5分くらいは、つまらなそうだった。早くショッピングモールに行きたいと言った。

草の中に、綺麗なガラスの破片を見つけた。

その隣に、てんとうむしを見つけた。図鑑を見ると、「ナナホシテントウ」だ。よく見ると虫がいっぱい。逃げた。

おそるおそる手に乗せた。左手、右手、次々と登ってくる。同じナナホシテントウでも、赤いのと、黄色いのと。黄色っぽいのは、成虫になったばかりなんだ。赤ちゃんじゃないよ、赤ちゃんは幼虫だから。

その周りには、シジミチョウや、タテハチョウのなかま、赤い小さなタカラダニと、草の色のぷっくりしたアブラムシのなかま。いろんな大きさのアリ。

ハルジョオンとヒメジョオンの違いって、色違いではなかったのね。白っぽいのは、あまり日が当たらない場所のものかな。タンポポと、タンポポに似た背の高い花。たくさんの綿毛が空を舞う。

子供たちは、てんとうむしに一匹ずつ名前を付けて呼び始めた。ごっこ遊びのようなものが始まった。すぐに自然と仲良しになった。なかなかショッピングモールに行かない子供たち。そして二週連続で空き地遊び。一年生の絵日記の宿題も、てんとうむし。折り紙もした。

空き地の草って、すぐに刈られてしまうんだよね。個人的には、残念だなと思う。