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子供に教える、勉強をする理由

 

今日は息子の個人面談で、担任の先生から心強い言葉をいただいた。

笑顔いっぱい明るくて、授業にも積極的。独自の発想を持っていることで、お友達からも一目置かれていると思う、と。

不登校ぎりぎりの息子。たいてい登校時間に間に合っていない。宿題も間に合っていない。先週は、私は一日だけの出勤となった。

学校の給食で気分が悪くなるのは嫌だ。それが、息子が学校に行きたがらない一番の理由。不安で行けないのではなく、実際に頻繁に体調が悪く、さらにそのことで生まれた時から散々な思いをしてきているから気にせざるをえない。

宿題は、少し頭を使うと、みるみる顔面蒼白になっていく。私も同じなので、よく分かる。

今日は、朝食後から横になって少し苦しそうにしていて、11時から私が個人面談に行くのに合わせて、一緒に学校へ行った。夏休みは、学校の一室でやっている預かりに朝から通う。

息子は夕方、目を丸くして小躍りしながら帰宅した。郵便受けに、仮面ライダーの当選商品が届いていたと。そして、夏休みで授業はないとはいえ、学校でお弁当を食べるのは怖かった、でも大丈夫だった、明日もたぶん行けると思う、と。

元気だったので、夏休みの宿題を少しだけやることが出来た。息切れしながら、ほんの少しだけど。それから、笑顔で、仮面ライダーの当選商品を開封。律儀に、宿題が終わるまで開封しない。言われたからではなくて自主的に。

そんなところを、担任の先生もよく分かって下さっている。自分に厳しいし、苦手なことでも、先生が手を貸すことを許してくれない、自分でやりたがるし、最後までやる、と。私は家で毎日、息子がごろ寝しているところばかり見ているので、げんなりする。でも、息子は怠け者ではないし、いいかげんな子でも、後ろ向きな子でもない。努力家で、前向きで、強い向上心を持っている。だから伸ばしたい。でも、うまくいかなくて、私もダメな母親に思えてくる。

子供はみんな、成長したい。

二年生の漢字を20回ずつノートに書けるなんて、二年生が最後のチャンス。だから、後でじゃなくて、今。この漢字が分かると、たくさんの言葉が分かるようになる。本が読みたくなる。人に、世界に、関心が生まれる。そうやって子供は大人になって、世界を創っていく。勉強の全部が直接的に役に立つわけではないけれど、そこに可能性がある。いろんな頭を使うことで、いろんな考えが、意見が生まれる。人の役に立てる大人になれる。人と助け合い、分かち合う。そうやって、幸せになれる。自分を誇れる人になれる。だから今、勉強するんだ。

そのために、今日は早く寝よう。頭を休めて、体調を整えよう。子供は未来を創る人だからね。