:: rainbowdrops ::

今朝、起きたら、隣で寝ていた息子の頭が、ゲーム機のコントローラになっていた。早起きして作ったらしい。

この元ネタは、YouTubeの有名な動画投稿者さんのミュージックビデオ。YouTubeには天才がいるんだな。

うちではよく子供たちが頭を寄せ合ってiPadで投稿動画を見ている。お気に入りは、有名な若い兄弟二人組の動画投稿者さん。息子が、弟さんの方のゲーム実況を楽しみに観ている。

言葉遣いが良い。若者らしい言葉遣いだけど、常に聞く人の立場を考えた話し方をされていて、その完璧な配慮に対する頭の回転の速さが並大抵ではない。優しさに溢れている。

娘に、お兄さんと弟さん、どっちが好き？と聞いたら、
「セイキンの方がイケメンで大好き。」
とのこと。お兄さんの方。同じ声のよく似た兄弟だけど、スリムで爽やかなミュージシャンのお兄さんに、がっちりしたおおらかなビートボックスの弟さん。私は、そうなの？ヒカキンさんの方が男らしいんじゃない？と言いながら、娘が勧めたお兄さんの方の動画を観た。

そしたら絶句。自作楽曲で自分で踊ってミュージックビデオを作っている。ミュージシャンを超えて、エンタテインメントの天才だ。ユーモアと魂の叫び。本当だ。もうイケメンにしか見えなくなった。それから、娘を膝に乗せてギューしながら、大好きだね、大好きだね、と言いながら動画を観ている。朝起きたら、頭がゲーム機のコントローラになっていたというのは、このミュージックビデオの一つで、ゲーム内の敵をどんどん味方に付けて無敵になって進んでいく、という楽しいストーリー。

兄弟で動画投稿。ものすごい兄弟仲の良さ。お互いを尊敬し合っている。お二人は新潟出身らしい。なるほど。新潟出身の成功者は多い。仕事で自然に成功するというのは、多くの人に多くの価値を与えたということ。もともと農業の盛んな地域ならではの、助け合いの精神、人を信じる心。

うちの子供たちの向こうのおばあちゃんも新潟だけど、「すまないねえ。そんなに気を遣わなくても。悪いねえ。」とよく言う。それが素敵で、真似したいと思う。今でも、子供たちに果物を送ってきてくださって、私は電話して、「ありがとうございます！」と、ついつい。すみませんねえ、悪いですねえ、の方がぐっと気持ちが伝わるよね、と思うけれど、癖でなかなか「すみません」が出ない。

天才ユーチューバーさんたちの、奉仕の精神と、鋭い感性と、明るい笑顔。親子でYouTube、馬鹿な母親だよね。子供たちに良いものを教えてもらっていると思う。