:: rainbowdrops ::

小学二年生クラス替えの新学期

 

息子、小学二年生。

前の担任がうまく引き継いで下さったんだろうな。配慮されていると思う。ベテランの、年上の女性。キリリとした貫録、一見厳しそうで、謙虚で可愛らしい人。他のクラスは、新任の先生だったりする。

授業参観。息子が積極的に手を挙げて国語の教科書を読んだ。初めて見た。他のお子さんより大人っぽい声なんだな。透明感のある少し低い落ち着いた声で、ゆっくりはっきりと読んでいた。

先生の質問に答えたい子供たちが、手を挙げる。指されると、黙る子供たち。先生は、あまり待たないうちに、
「分からなくなっちゃったかな。はい、いいですよ。」
と笑う。

いいな。子供たちは、考えないうちに手を挙げているんだ。手を挙げたくて。だから、たくさんの手が挙がる。先生は、発言を迫らず、追い詰めずに、次々と手を挙げさせる。

途中で、手を挙げない子を、やんわりと指名する。手を挙げない子の方がむしろ真面目に考えていたりもする。絶妙な先生の対応。

息子はというと、明確に答えが見つかるまで手を挙げないし、自信がなければ、肘を曲げて小さく挙手。息子らしい。先生は、ちゃんと肘を伸ばしなさい、とか言わない。子供たちの挙手も、それぞれ表現豊か。

息子が一番後ろの席にいるのを初めて見た。四月の最初は、出席番号順。心配して聞くと、黒板よく見えると言っていた。ノートに黒板の書き写しがあった。良かった。

隣の席は、一年生で同じクラスだった男の子。笑顔が多くおおらかな子で、仲良くしてくれている。息子はこのお友達のことが大好きだ。一年生のクラスで一番仲良くしたい子を聞いたら名前が上がっていた子。隣なのは偶然、名前の順。

息子が授業に参加できている。友達とも仲良くしている。本当についている、新学期。

息子は、全身の神経に軽い問題があり、体が思い通りに動かない、目がうまく動かない、脳貧血から鬱状態になりやすい。

昨日は靴も手も泥んこにして帰宅。放課後預かりで友達と外で遊んで楽しかったとのこと。うちの洗面所の白いタオルが、最近よく汚れるようになった。嬉しい。