じごくのパラダイスドラゴン
小学一年生を終了した息子。本人が、「いがいと早かった。」って言うんだけど。
二年生になる、それよりも、もうすぐ8才になることの方が驚き。
小学校で、勉強の楽しさを覚えたようだ。漢字と、計算に、興味を持っている。さすが一年生、とめ・はね・はらいを完璧に書く。
「ママの字はいい加減すぎるんだよ。まあ読めなくないけどね。」とちょっと偉そうに言う。
漢字の宿題をやりながら、別紙に、漢字のとめ・はね・はらい、あける・つきぬける、などの注意点をまるで先生のように丁寧にメモし、派生して出来る漢字や、字の由来を考えて書いている。だからといって積極的に勉強するわけではないが、勉強は楽しいもの、と思っているのは良いことだ。
図工の大きい工作はとっておけないから、写真のみで保存。絵もずいぶん描けるようになった。4〜6才の時、神経の調子が悪くてクレヨンが手からポロリと落ちてしまい、お絵描きなんてほとんどしなかったし、園で描かされた絵も、うっすらとして白紙にしか見えないような時もあった。塗りのある絵なんて、ほとんど無かった。問題なく描けるようになったことが、大きな成長。
私が気に入った作品。
「マック」
なんか好き。
「くじゃくのジャック」の下書き。
シンプルに特徴を捉えている。
「くもの上のくだもののおうち」
下が雲で上が宇宙。色鮮やかに描けている。
「じごくのパラダイスドラゴン」
題名が逆説的で良い。そう思ってみると綺麗。地獄の天国。そういえば、息子と私が同時に奥底に抱えている言葉でもある。
私は息子の大ファンなんだけど、よそのお子さんを見ると、みんなそれぞれに息子が持っていないものを持っていて、私がちょっと自信をなくすこともある。一年間ほとんどずっと、教室の一番前の真ん中の席で過ごした息子。ときどき先生に頭をポンポン撫でられている。
でも、自分に欠けているものがたくさんあると思っていた方が、助け合いの人間関係を生むし、努力もする。もしも自信がない時は、自分に与えられた能力や、持っているものを、人のためにたくさん使い、分け与えるといい。