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小学校一年生が図書室で借りる本

 

小学校の図書室の本が素晴らしい。一年生でときどきある「としょ」の授業で、息子が本を借りてくる。もれなく全部良い。図書室が良質なのか、息子と私の好みが完全に被っているのか。

この一年間の図書、備忘録。

入学して最初に借りてきたのは、絵本『へんしんトンネル』。言葉遊びの本。私が特撮好きなので、変身ものを借りてきてくれたと思う。次は『へんしんとびばこ』『へんしんトイレ』。

絵本『100かいだてのいえ』。いろんな動物のお部屋の絵が細部まで可愛くて、下の子に見せたかったのだと思う。一週間で返却するのがもったいなく、二週間借りて、結局買った。元は大きい本なので、ミニ3冊セット『うみの100かいだてのいえ』『ちか100かいだてのいえ』を買った。

6月に下の子が、「かえるのうた」を何度も歌っていると、写真集『ずら〜りカエル』を。

下の子が、「♪おだんごコロコロだーんーごむし・・・」と園で覚えた面白い歌を歌っていたら、写真集『ダンゴムシ やあ!出会えたね』を。写真家、今森光彦さんの写真と文章。

ずっと家族のことを思い浮かべて借りてきていたようだが、今度はどうかな、写真集『今森光彦フィールドノート 里山』。都会では触れることのない、田舎の風景と生活。写真作品が気に入ったのだろう。

『恐竜トリケラトプスとティラノサウルス』『恐竜トリケラトプスと恐竜の大王』『恐竜トリケラトプスと巨大ワニ』『恐竜トリケラトプスと大空の敵』『恐竜トリケラトプスの大決戦』『恐竜トリケラトプスと巨大ガメ』『恐竜トリケラトプスとギガノトサウルス』『恐竜トリケラトプス ジュラにいく』。恐竜の男の子リトルホーンの物語。シリーズ途中から、リトルホーンの妹が登場。

ここから趣向が変わり、名作『からすのパンやさん』。加古里子(かこさとし)/作。働いて生きる道を教えてくれる本。

名作『にじいろのさかな』。マーカス・フィスター/作、 谷川俊太郎/訳。才能を人と分かち合うことの大切さと幸せを教えてくれる。

メモしていたわけではないので、思い出せるのはこんなところ。毎週借りてくるわけではないので、たぶんこれで全部だと思う。すべて、多くの子供たちにお勧めしたい本。

私が子供の頃からずっと大切に持っている本が一冊。

『宇宙 そのひろがりをしろう』(福音館のかがくのほん)。

古いこの本を、寝る前に子供たちに読もうと思ったら、文章の長いこと長いこと。気軽に読める量じゃない。一日で読むのも大変。私が幼児の頃に大好きで毎日読んでいた絵本だと思っていたんだけど、記憶違いかな。ノミの世界から始まり、銀河の果ての、もっと外の宇宙までの話。ミクロからマクロまでの世界が美しい、時空トリップ、自分の住む世界の大きさが分かる。

あれっ、今見たら、「加古里子(かこさとし)/ぶん・え」だった。前に書いた、『からすのパンやさん』と同じ人。今でも売っている本。