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会いたい人に次々とばったり会うミラクル

 

このあいだの日曜、子供たちの生まれ故郷である前の地域に行った時のこと。引っ越してから一年ちょっと。

駅に着くなり、息子の大切なお友達にばったり会った。親子そっくりな、くりくりした目の綺麗なママさんとお嬢さん。息子と同じく、小学生になっていた。

7年前、子供が生まれて、初めて近所の児童館に行って、最初に友達になって、お互い初めてで、一緒に保育園に通って、私が引っ越す時にもたくさん話をしてくれた人。ずっと会いたかった。

公園に行ったら、娘が一番仲の良かった女の子とママがいた。娘と同じく、5才になっていた。

以前は、同じマンションに住んでいて、誕生日も同じ10月生まれで、毎日夕方にマンションの下で待っていてくれて、子供たちは一緒に笑いながら走り回って、途中で勝手に裸足になって、なかなか帰れなくなっていた。私が困った時に、何も言わないのに気づいてくれて、家でお茶を出してくれた人。私は不精だから、メッセージのやり取りとかしないんだけど、会わない間も家では子供たちとしょっちゅう話題にしていた。

会えるものだね。思っていれば。

この日は別に約束したわけじゃなくて、思い立ってぷらっと行ってみただけなんだけど。

数年前、0才の双子を二人乗りベビーカー、1才の双子をおんぶにだっこ、3才の子を歩かせて、声を張り上げて笑顔で保育園に通っていたママさんと子供たちにも会えた。真ん中の子たちが一年生になっていて、兄弟で輪になって遊んでいた。一番大変そうなのに、一番私に時間を割いてくれたのは、このママさんだったりする。

息子がクラスで一番可愛いって言っていた、しっかり者の優しい女の子と、ママさん。それから、何度か家に呼んでくれた活発で明るい女の子と、その姉弟と、ママさん。どちらのママさんも、7年前から仲良くしてもらっている。

本当に私が指名したかと思うほどに、会えた。ミラクルだね。もちろん、まだまだ会いたい人、たくさんいるけれど。

人に会えると、すごく安心する。みんなが、私に会えたことを喜んでくれている。

普段一人でいると、ふと友達が一人もいないような錯覚に陥る。錯覚なんだけど、頭では分かるんだけど、自分が友達の出来ない人であるかのような錯覚。自分独りの中で、自分の価値を保つことというのは本当に難しい。

でも気がつけば、たくさんの会いたい人がいる。

ありがたい。何か手伝ってくれるとかじゃなくて、いてくれることが。