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子供の乗り物酔い克服

 

小学一年生の息子が、野外活動に参加して、私が嬉しかったこと。息子が自分から車に乗りたいと言ったこと。

重度乗り物酔いのため、バスで遠出するキャンプへの参加はまだ難しい。先週日曜は、地域内の大規模公園での日帰りキャンプ活動。

距離は近いものの行きにくい公園で、息子に行き方を何通りか説明し、最短はバスとタクシー、日曜朝の仮面ライダーを最後まで観て行ける、と話した。息子は、
「大丈夫だよ。バス乗れるよ。」
と明るく答えた。

事前に受け取ったプリントの細かな行程が分かりにくいので、息子にも分かるように、私がホワイトボードに書き直した。学校の時間割風に、午前を1〜4時間目に割り当て、時間や詳細情報は削って、言葉は簡単な表現にした。息子は、何をしに行くのか、理解できたようだ。

下の子は熱を出していたが、家で一人で待てないので、久々にベビーカーに乗せ、順調にバスとタクシーで行った。私と下の子は帰宅した。

夕方に迎えに行くと、息子は、隣の子に絡みつくように話しかけ、笑っていた。知っている子は一人もいないし、ほとんどが二〜三年生だとのこと。

帰りは電車でいいよね、と駅まで歩く途中。
「つーかーれーたー。バスでかえる。」
と息子。よく頑張ったんだね。良かった。いまさら戻ると余計に歩かなきゃならないし、駅前じゃない所からタクシーに乗るのは少し厄介。

息子は泣きそうな顔で、とぼとぼ歩き、ときどきしゃがみ込み、
「バスとタクシーがよかった。バスとタクシーがよかった。バスとタクシーがよかった。」
を連呼。私は、可愛そうねえ、と言いながら、心の中でガッツポーズ。

乗り物酔いは体質だが、トラウマになりやすく、そのトラウマがさらなる乗り物酔いを生む。無理に乗せられて酔ったという、させられ体験は良くない。酔う感覚がしっかりと身についてしまうと、気の持ちようで取り消せるものではなく、大きくなっても、いつまでも酔うことになる。

駅の階段でうなる息子。バスとタクシーなら、階段の上り下りもなかったね。

重度乗り物酔いもずいぶんマシになったんだろう。今は、近距離なら大丈夫。自発的に車に乗るという、新しい選択肢。自信が付いてきたようだ。


追記:男子9〜10才が乗り物酔いのピーク