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友人からたくさん頂いた誕生日のメッセージ。「温かく愛にあふれる」という言葉を多く頂いた。私にとって最も縁遠いと思っていた言葉だ。有り難い。

自分の誕生日は、娘の好きなアニメ『魔法つかいプリキュア！』の映画を観て、娘の好きなアナと雪の女王のアイスケーキを食べた。それにしても私の誕生日って、いつからハロウィンに。

同時に、引っ越しからちょうど一年が過ぎた。事情により、私一人で手配して引っ越して子供も転園し、実家の援助があるでもなく、公の支援も得られなかった。引っ越し後の3か月間は、膨大な手続きでエネルギーを奪われ、育児どころか、子供に食事を摂らせるだけでも困難だった。あちこちで相談の面談をしたが、話し損。これまた膨大な時間を奪われただけで、何も解決への情報は得られなかった。3か月後、ドクターストップだけれど就職したが、子供も慢性疾患で手がかかり、思うように働けず。

夫も親も親戚もいないし、ママ友とも離れて、ただ私と子供だけ。寂しいと思ったことは一度もない。後悔もない。ただ地獄だった。

みんなが応援してくれていたことは、よく分かっている。私の頭の中では、友人のNくんとHちゃんが連絡を取り合って手伝いに来てくれた。勝手だけど。つい最近になって、ご本人に聞いたら、本当に連絡を取り合ってくれていた。言わなくても、離れていても、分かっているつもりだ。

人はたいてい無意識に、自分の人生を自分で選んだ、と思っている。自分で決めた仕事、自分で選んだ配偶者、自分で生んだ子供。本当にそうかな。

たとえば、子供たちは私が生んだのだろうが、息子と、娘との出会いを、意図したわけではないし、何も予測できなかった。私にとって何よりもありがたい出会いだ。

私は今まで、就職に困ったことが一度もなく、運良く職場の人間関係にも恵まれてきた。おかげで、たとえ貧乏でも、仕事のことで不安にならずに済む。

偶然か運命か、人は導かれ、なるようになるもの。その中で、自分の選択や行動、性格がもたらすものなんて、微々たるもの。それよりも、生まれた境遇がもたらすものの方がはるかに大きい。

でも、ものすごく欲張りだから、そこを何とか、と思う。仕事の目標をかなえて、子供も私みたいにならずまともに育ち、人に囲まれ出会いに恵まれて、誰よりも幸せになってやろうと思う。

子供たちはこの一年間で、劇的に体調を回復した。息子は小学校に入って、まさかの無遅刻無欠席。一つ、夢が叶った。

すべては奇跡であり、与えられた幸運に感謝しながら、夢を目指して楽しく生きていきたい。