福祉とは「自分で出来る」を支援すること
社会は、助け合い。
人を助けるとか、支援とか、介助とかっていうのは、その人が出来ないからやってあげるのではなく、自分で出来ることがあるから、協力する。
介護でも、障害者支援でも、育児でも、たぶん同じで、手を貸せば自分で生きられる、だから協力するんだ。
出来なくてかわいそうだから教えてあげる、やってあげる、というのは、相手に対して攻撃になってしまっていることもある。やってもらったのに、何だか気分がすっきりせず感謝しにくかったり、感謝を求められているようで心苦しい、ということにもなる。
寝たきりの老人に、何も出来ないからやってあげるのと、どうしたらもう一度自分の足で歩けるようになるか、それが無理でも、どうしたら寝た状態で人生に目標を持って生きられるか、どうしたらその人の価値が生まれるか、と一緒に考えながら手を貸すのとでは大違い。
小さなことでも同じ。人はみんな、少しずつ人の手を借りることで自立する。人がうまくいかないことを、どうしたら自分で出来るか一緒に考える、出来ることがあるから協力する、と考えると解決することはたくさんあると思う。
仕事で今そんなことを扱っていて、勉強になる。