小学一年生の夏休み、大変だったこと
ついに初めての夏休みが終わった。小学校は8月最終週の月曜からなんだけど、給食が始まるのは9月から。なので、今日でようやく終わった感じ。
夏休みの苦悩、一つは弁当。そんなに時間をかけているわけではないけど、確実に毎日用意して、時間に遅れずに通勤しなきゃならないという重圧。アレルギー対応のため、市販の加工品は使わない。全部が食べられないわけではないけれど、一つ一つ原材料名を確認していると、手作りするより時間がかかる。大人は誰にも起こしてもらえないから、確実に起きるために、真剣に早寝。
ここで問題なのは、子供の自主性。授業が無いと思うと朝からゴロ寝をする息子、影響される娘。夕方に帰宅するとまた、やることやらずにゴロ寝。娘は、保育園に夏休みは無いため、暑さで疲れてグズグズ。持ち帰った息子のカバンから、弁当箱がなかなか出てこない。
これは弁当づくり以上の難関。確実にさっさと毎日洗って明日に備えないと家事が滞る。最初の三日で早々諦めて、黙って息子のカバンを開けるようになった私。全部しつけていたら寝るのが遅くなり、子供は余計に疲れてゴロ寝をすることになる。あまり期待しないことにした。
二つ目の苦悩は、スケジュール調整。夏休みを、だらけず、有意義に過ごすように、息子には休み中だけの習い事に行かせた。月曜はヒップホップ、火曜と金曜は学習塾。それに加えて、小学生向けの体験学習に申し込んだはいいが、抽選結果が直前にならないと分からない。その結果によって、芋づる式に予定が変わってくる。
さらに加えて、突然入ってくる用事。平日に祖母の葬儀に行こうと思って、前日に、会社と、保育園と、小学校の保育と、学習塾をキャンセルしつつ日程変更。その日にやらせようと思っていた宿題を、翌日に回すため、翌日のスケジュールも取りやめた。これらのことを、なるべく子供と同じ時間に就寝しつつも考えなきゃならない。
三つ目の苦悩は、夏休みの宿題。前半いい感じに、こつこつと国語と算数のプリントに取り組んだ息子。観察日記や絵日記をなかなか書かないと思っていたら、意外にあっさりと30分くらいずつで「あさがおのかんさつ」2枚を自主的に書いた。いずれも取り掛かりに3時間かかったが。
絵日記では取り掛かりに丸一日かかったが、子供が出演する弦楽四重奏「おおきなかぶ」のコンサートに行ったことと、牛の乳しぼりをしたことを、息子は自分でお題に選んで書いた。途中、5分だけ休んだら、と声をかけたら、床で1時間昼寝した。眠かったんだな。
息子が寝ている間に、娘が絵日記の話を聞くなり、10分間でコンサートの様子の絵を別の画用紙に描いた。4才の絵。雑なようで、出演者の衣装だとか、忠実に描いてある。何だかため息。
と思ったその直後、息子の絵日記への入れ込みようは相当。腰を上げたまま画材を物色し、熱でもあるんじゃないかと思うほど、顔を真っ赤にして絵を描いていた。いつもだるそうな息子の、スイッチが入った時のエネルギー。バイオリンを持った人、だと、人と楽器がいっぺんに描けないらしく、人を描き切ってしまって上から折り紙で楽器を作って貼っていた。
夏休みの宿題をちゃんと終えてから、夏休み最終日はウルトラマンの、ウルトラアスレチックに行った。
こんなことで気を揉んでいるとは、なんて幸せなんだろう。