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仮面ライダーの強さとは、敵が無いこと

 

今日は公開初日の映画、『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間/劇場版 動物戦隊ジュウオウジャー ドキドキサーカスパニック!』を仮面ライダーキャストの初日舞台挨拶付きで観てきた。

映画は始まったばかりなので、詳細は書かないけれど、『仮面ライダーゴースト』のTV放送ではあまり描かれない、ヒロインとのシーンが印象的だった。

TV放送中の『仮面ライダーゴースト』が興味深い。偉人をネタに、子供にも大人にも分りやすい形で「生きる」ということを論理的に賢く語っている。一話一話に見どころがあり、展開も良く、一年間の放送でたえず期待して見ていられる作品だ。温かい気持ちになる。

主人公の仮面ライダーは18歳の心優しく純真な少年だが、主人公の「強さ」とは、人から愛され、エネルギーを受けて生きること、また、愛されていることに気づくこと、つまり、「無敵」なのだ。

敵の考える強さとは、世界を征することであり、そのために人を威嚇する。その結果、その人の周りにはもう誰も味方がいない。

これが、主人公が考える「弱さ」だ。主人公はその弱さに手を差し伸べ、味方になろうとする。まさにそれが「無敵」。強さとは、敵を倒すことではなく、敵がいないことなのだ。

主人公の役者さんの年齢も18歳。デビュー作だし、一年間でずいぶん成長するものと思っていたが、微妙に声変わりしているだけで、顔つきが変わらないことに驚いた。役者さん自身のぶれないものを感じる。どんなに苦労しても、逆境にあっても、屈託のない透明感のある笑顔が出来る方なんだと思う。若者らしい繊細さのある方だけど、最近になって、器の大きさを感じる。まさに主人公そのものなんだと思う。ぜひ今後も活躍していただきたい。他にも全体に素晴らしい役者さんが揃っている。

今日のキャスト舞台挨拶については、娘は、二番目のライダー役がかっこいいと大喜び。息子は、なんだか恥ずかしそうににやけながら、座席にもたれて、距離を置くように見ていた。すごく良かったとのこと。実際に役者本人と会話するのでないと、テレビでいつも見ているのとたいして変わらないので、たしかに何とも現実味のない感じだとも言えるけれど、みなさんとても元気いっぱいで、エネルギーをいただいた。