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ヤル気がないと思われる子供

 

昨日は息子が珍しく39度の熱を出して、今月から就職して以来初めて仕事を休んだ。保育園の劇発表の前日だというのに。

思いがけず時間が出来たので、買ったままになっていた入学準備品を一気に開封、名前付け。学校の説明で、シンプルなもので揃えるようにということだったけれど、息子はもともとキャラクターの子供っぽいものがそんなに好きでない。20cmサイズの靴。だいぶ成長したとはいえ、まだまだ小さい。

今朝起きると、息子が、「え、なんともないよ。元気だけど。」と、平然と言う。平熱。午後まで予定空けたのに。

劇に参加した。息子はなぜか、男なのにピンクのフリルのフラミンゴ役。お友達のママさん達がみんな、似合ってるって言うんだけど。

本人は「女の色」は自ら選ばない。以前に、役が決まって帰ってきた日、「ピンクなんだよ。」と苦痛そうな顔をした。でも一生懸命練習して、当日は全力で演技を行った。先生からは、消極的でヤル気のない子に見えていたのかもしれない。体が弱いので、ダラダラしているかのように見える。

1月には、保育園対抗のドッヂボール大会。その前日にも、息子は同様に園を休んで、大会当日は何ともなく、元気に登園した。予期不安ではない。直前の強化練習が疲れるのだ。

地域のいくつかの園が集まっての大会当日、先生からクラスの子供たちに向けて、うちの息子が体調が悪いのでドッヂボール大会を半分見学する、と発表があった。驚いた。クラスの人数が2名定員オーバーなので、前半戦すべて息子が抜けるというのだ。泣きそうな顔をする息子。息子以外は、一戦ごとに交代で誰かが抜ける。

前日に体調を崩すほど、頑張って練習して、ボールを少し投げられるようになったのにね。投げることさえ出来なかった息子にとっては大きな成長だ。クラスにとっては足手まといなのだろうし、頑張っているようにさえ、見えないのだろうが。

前半戦は見学して、後半戦、外野スタートでまた、がっかりな顔。最後の一戦で内野スタート、初めの一投で当てられて外野。交代で数名、おとなしい子が外されて、クラスは決勝戦に進んだ。みんな飛び上がって大盛り上がりだった。戦力にならない子は外されて当然なのかもしれないが、隅で何人かの子が泣いていたことに気づいた人は、いなかったようだ。

そんな息子、子供がよく言う、「なんで」「どうして」を全くと言っていいほど言わない。前にも書いたが、何でも自分で考える。そして、これはねえ、と自分なりに考えたことを説明してくれる。子供らしい勘違いであることもあるが、感心することも多々あるし、気付いてくれたことで命拾いしたことだってある。

園では1月に、節分の鬼グッズ作り。
「あのさぁ、あの、青オニはさぁ、たぶん本当は緑オニなんだよ。昔の青は、緑だからさ。」
と言う。その意見、私も賛同。子供の世界に出てくる青オニは、鮮やかなブルーやシアン。今で言う、緑のオニや、藍のオニが昔はいたんじゃないだろうか。心からそう思う。