成長と夏の思い出
娘の1才の話をもう少しだけ。
トイレに行くようになった。
6月に、保育園のクラスの春生まれの子がトイレトレーニングを
始めたのを見て、「りんちゃんも」と言ったらしく、
1回目から上手に出来たとのこと。
家でも始めようと思ったが、古いベビー用の補助便座が出しにくく、
手前に収納してあったキッズ用の大きめの便座に座らせたら、
意外にちょうど良かった。その間にも保育園で次々と成功し、
7月には、大小ともに家でも保育園でも出来るようになった。
補助便座が大きかったのが良かったようだ。
1才のうちに始めたことで、抵抗も少なかっただろう。
先生からも、りんちゃんはもうパンツで、と言われたので、
8月から少しずつパンツで過ごすようになった。
家でも何度も「あっ、トイレ行くー!」と自分から走って行き、
楽しそうだ。成功するたびに、舌をペロペロと出してにやける。
頑張り屋ではないが、得意なことは何度でもやりたがる。
着替えも自分でするようになった。
お風呂上がりに自発的に引き出しを開けてパジャマを取り出すと、
さっさと着ている。初めは前後を逆に着ていたりしたが、
教えると、前に絵が付いているか気にするようになった。
少しでも手を出すと、「じぶんでやる!」と言って、
脱いで、やり直す。
出かける時は、自分から察して、靴下を選んで履いている。
そして玄関へ走っていくと、たいてい上の子の靴を履いたりして、
「みてー。」と言ってふざけた顔で笑っている。
家族で出かけると、ずっと「パパだっこしてー。」と言っている。
私が抱っこすると、「おりる、おりる、だっこない!」と言う。
だんだんとパパっ子になってきた。
外食をすると、たいてい隣近所の席へ行き、
笑顔で歌を歌って帰ってくる。
アイドル気取りだ。物怖じしない。
夏は近場で少しずつ出かけた。
入谷の朝顔まつりに行き、浅草の花火を少し見て雨に降られ、
近所の祭にもいくつか行き、ホームパーティーは2度、
スカイツリー、大学時代の親友宅へ遊びに行き、
温泉旅行で箱根に泊まり、親戚の家には、お盆に行けず、9月に行った。
ちなみに親戚の家でもトイレは完璧で、よく褒められた。
絵が好き。娘はまだ1才なので、なぐり書きのみだが、
それでも力強くエネルギーにあふれ、
絵に対する意識が高いことは間違いないだろうと思う。
クレヨンを渡すと、家じゅうに大作を描いてしまう。
上の子とは全く違うタイプの絵だ。
上の子にクレヨンを出すのだが、
「りんちゃんもちょうだい。」と何本も握りしめる。
上の子とは、最近おばけごっこをしていることがある。
「ママみてー。おばけだぞー。」と二人で声を揃えて、
頭から毛布を被り、手をプラプラとしている。
イヤイヤもひどくなってきた。
受け答えが、「やだ」「ダメー」「○○ない」ばかりで、
それほど嫌でないことでも、いちいち反抗しようとする。
よく映画を見ると言ってディスクをばらまき、
傷が付いて見られなくなると注意すると、
床にひっくり返って泣く。
YouTube動画検索も相変わらず大好きだ。
娘が夫のiPhoneを開くたびに、アイコンの配列が変わったり、
無くなったりするらしい。勝手に自撮りもしている。
チューリップの歌詞を、すべて正確に、滑舌良く歌う。
6月に保育園の玄関にカエルの絵が貼ってあったのを、
その後1か月ほど、毎日思い出しては、
玄関でかえるのうたを歌いながら、カエル飛びをしていた。
たくさんの童謡や、保育園で習った歌を、歌詞を覚えて歌う。
ときどき自己流の替え歌を即興で歌っている。
おしゃべりも、文で話すようになってきた。
「だいじょうぶー?ごめんねー。いいこいいこ。」など、
お姉さんっぽい話し方をする。
夫がため息をつくと、
「だいじょうぶ?こまったの?」と言う。
スーパーでは、
「しゅんくーん、走んない。あむないよー。」
私が夕食の飲み物を出し忘れていると、
「牛乳ちょうだい。あ、しゅんくんも牛乳。」と
人の世話を焼くことにも興味があるようだ。
家のエレベーターに乗ると、
「いち、に、さん・・・」と10まで数え、続けて
「ワン、ツー、スリー・・・」と数え、
「ピンポーン、いっかいです!」と言う。
ただ、たまにうまく言えていないこともあり、
上の子が食後というか、まだ終わらないのに、
「もう果物ちょうだい。」と言うと、真似して、
「もう、くももの。」と言う。以前は、さらに言えていなくて、
「もう、むーむーもー。」だった。
たいていは、大きな声ではっきりとしゃべり続け、
合間に歌が入り、しょっちゅう気に入らなくて泣き、
すぐに気分が変わって泣き止み、また歌が始まる。
誕生日の直前の夜は、
「しゅんくんとー、ママとー、一緒おふろ入った。
しゅんくんネンネ?ママネンネ?一緒ネンネする。」
そんなことを言って幸せそうに寝た。