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生後1才3〜5か月の記録

 

娘の入園前を振り返って。

いつも歌っている。
最初は「きらきらきらきー」だったのが、
「きらきら・・・おしょらの・・・」と口ごもるようになり、
「きらきらるー、おそらのおしよー」と大声で堂々と歌うようになった。
分からない所は、まあいいや、という開き直りが、娘らしい。
上の子も同じ頃歌が好きだったが、分からないところを考え過ぎて
「きやきやいだちゅー」と歌っていた。

「ぶーぶぶ、ぶーぶぶ、ぽんぽぽん、ぽんぽぽん、ねーと、ねーと」
と『こぶたぬきつねこ』を繰り返していたり、チューリップ、大きな栗の木の下で、
むすんでひらいて、ひげじいさん、グーチョキパーでなに作ろう、
など、手遊び歌も大好きだ。次々と歌い続けている。

iPhoneでゲームや動画を楽しむようになった。
特に歌を見るのが好きで、「パパーパパー」と呼んでiPhoneを借り、
「とんとんとた(とんとんとまとちゃん)」とか
「イェイ イェイ(いえイェイ!)」を見ると言う。
NHKの子供番組の歌だ。夫が歌のタイトルを入れると、
後は娘が関連動画を自由にたどって見ている。

言葉がとてもはっきりしていて、よくしゃべる。
いろんな人から、滑舌が、と言われる。
「ママーママーママー」と私を呼び、
「あっち」「とって」「あーちーて(貸して)」「あって(開けて)」
など言う。
質問すると、「うん」とコクッと頷く。
嫌だと、「ないない」と首を振る。
食事中に物をわざと落としては、大声で
「おっちったー!」と言うのは相変わらず決まり文句だ。
バナナを略して「ナナ」と言うようになった。
最初は「バナナ」と言っていた。

1才5か月頃からは「ママいたー」などの二語文が出るようになった。
「しゅーんしゃーん、おいでー」も決まり文句。
突然、「いち、にー、さん、しー、ごー」とか、
「ピポピポピポピポ、きゅきゅうしゃ」とか言う。
ほんの少し長い言葉が言えるようになってきた。

「めーめ、みーみ、あーな(鼻)」と自分の顔を指差し、
次に私の顔を小さな指で差すのだが、細くてけっこう痛い。

スーパーで買い物をしていると、よく「アンパンマン」と言う。
たくさんある商品の中から、アンパンマン商品だけを
もれなく見つけることが出来るようだ。
感心。大人には難しい。

何才かと聞かれると、うつむいて「さんさい」と答える。
3才は上の子。

いつもいたずらっぽい目でにやけている。
コミュニケーションがしっかりしてきた。
ビスケットの空き箱を見つけると、絵をつまむ真似をして、
私の口元へ「どーぞ」とくれる。私がパクッとすると大喜び。
シールも大好きで、果物のシールをはがしてコップに入れ、
「ジュチュ」と言ってゴクゴクしている。私にもくれる。

何でも「パパ」が良いと言う。
食後にお食事エプロンを自分で外すので、
それを私が受け取ろうとすると怒る。「パパ!」と言う。
上の子の真似だ。

上の子がスプーンとフォークで角度を作り、
「これは3時、おやつの時間、これは5時、デーデデデデデデ・・・」
と地域の夕刻のメロディである、ゆうやけこやけを歌うと、
娘が途中から続きを歌ったが、何となく途中から違う歌になっていて、
「それはABCの歌だよ」と上の子につっこみを入れられている。
掛け合いが面白い。

上の子が泣いていると、ポン、とその肩に手を置いて、
そして何度もポンポンし、余計に嫌がられながらも、
放ってはおけないらしく、一生懸命笑いかけたりしている。
上の子と一緒に昼寝して起きた時は、「シーヤン」といい加減に呼び、
「ギュー」と言って抱きついたり頭をなでたり。
「りんちゃんやーめーてー」と言われながらも、
しつこく仲良くしている。
上の子のお友達にまで、よく肩をトントンしたり、馴れ馴れしい。

二人とも少し気に入らないことがあると、
よくかんしゃくを起こして泣き、その様子がまたそっくりなのだが、
上の子の泣き方のほうが激しい。

どんどん上手に歩けるようになってきている。
朝、上の子を保育園に送った帰りに、家まで歩くことができた。
最初はきちんと手をつないでいたが、歩き慣れてくると
いろんなものに興味が出てきて、私の手を振り払って
道草をするようにもなった。
いつも積極的に歩きたがり、抱っこすると泣く。
真っすぐで激しい泣き方をする。素直だと思う。
電車でもどこでも気を遣わず大泣きする。
外でも感情を出せるのは良いことだと思う。

すべり台が上手になった。
公園へ遊びに行くと、さっと私から離れて走って行き、
すべり台の階段を登り、すべり降りてはまた登っている。

だいぶ牛乳を飲めるようになってきた。
あまり好まなかったパンも、食べるようになってきた。
ただ、相変わらず主食と飲み物はあまり好きではないらしい。
それでも残したくはないらしく、よほど嫌いでなければ食べる。
食事を出すと、まず肉と菜っ葉から手を付ける。
生野菜サラダは相変わらず好きだ。多くの赤ちゃんは好まないのだが。
外食時に、ベビーフードを出したら、
大人と同じ物を食べたがって悲鳴を上げた。
もう離乳食は食べたくないらしい。
スプーンの使い方など、手先の発達が、男の子より断然早いと思う。

朝食の準備が待ちきれず、食卓のトマトをつまみ食い。
テーブルの上に、どん、と腰を下ろして、食べている。
イスを踏み台にして登ったらしい。

寝る前だけ後追い。
19時を過ぎると日課のように泣き始め、「ママー」とすがってくる。

お風呂で洗っているうちに、泣き止んで
気持ち良くなって寝ることが多い。
服を着せていても、そのまま寝ている。
そしてある日、お茶を飲まずに寝たことに気づいたらしく、
「おちゃ」と言って夜中に起き、お茶を飲んだ後に、
コップはあそこ、ぬいぐるみはここ、とお片付けを始め、
完璧にいつもどおりの配置にして安心してコロッと寝た。
普段は散らかすことも多いし、たぶん、上の子ほどは細かくない。

児童館や地域の遊び場に行くと、相変わらず
さっと自発的におもちゃを取って遊び始め、
私の方を振り返らない。姿が見えなくても平気だ。
お友達が大好きで、「キャー」と追いかけては後ろから抱きつき、
「ぎゅー」とか「おんぶ」とか言ってニコニコしている。
よく歩き回り、動作が速く、じっとしていない。
ボールプールが大好きで、「キャッ!キャッ!」と大きな声で
叫びながらボールをかき回している。

外食では二人ともきちんと座っていることが多いので、
これなら二人連れていてもラクだろうと、よく言われる。

外出先でもどこでも、昼食後はころっと一瞬で確実に寝る。
寝かしつけの心配がない。

一時保育に預けると、たいていおもちゃがたくさんあるので、
夢中でおもちゃを取りに行き、預けられていることには無関心だ。
遊んでもらって大笑いしている。物おじせず、愛想が良い。
迎えに行っても、もっと遊びたかったとでもいう風に、笑っている。

私がおたふく風邪に感染してしまった。
子供たちは予防接種をしているし、夫は子供の頃に感染済み。
上の子の保育園でもらったのだろうが、
大人のおたふく風邪は重く、1週間ほど寝たきりになる。
私が体調が悪かったりすると、娘は夜寝る時に、
私の上に馬乗りになって寝る。可愛がられ不足を感じたのだろうが、
自分から甘えてストレスを解消できている。
娘のような、適度に甘える子の方が、ストレスがたまりにくいだろう。

夫と上の子が出かけようとすると、
娘は上着を自分で取ってあわてて玄関へ行き、
「おっつ、おっつ(お靴)、あった」と言いながら、
靴に足を突っ込み、すっかり自分で支度できる気になっている。
ヤル気だけ。
女の子だからか、靴やバッグが大好きで、
よく人形の靴も履きたがり、小さな靴を無理に指先で履いて、
にやけながら歩いている。

私が4月から取りかかろうとしているWebの仕事の打ち合わせに行った。
やむを得ず娘も同行させたが、計画どおりに寝てくれた。
こういった小さな大成功が嬉しく、心の中で拍手をしたくなる。

区立の保育園に内定。
4月から上の子と一緒に通うことになる。
平日に娘と二人で出かけられるのも最後になってしまったが、
最後まで入園準備などで忙しく、ゆっくり遊んでやれなかった。
もっと二人でいろんなところへ行きたかったなあと思う。
そう思っていたら、娘がおもむろに、「ちっちゃい」と言う。
ちっちゃい?と聞くと、両頬に指を当てて「ちっちゃい!」と言う。
いつの間に誰に教わったのか。
上の子以外にはいないと思うのだが、
自分がちっちゃいことを、本人は気に入っているようだ。
ちっちゃい、と、かわいい、はよく同時に使われる。

入園の前日は、たいしたことはしてやれなかったが、
よく食べ、しっかり牛乳を飲んで、
寝る前に「ママー」と笑って私の目をじーっと見つめ、
まるい目をして、とろーっと寝た。
満足を伝えてくれている。
ありがたい。