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生後2か月の記録

 

娘の感じていることは手に取るように分かる。
泣いている理由も、笑っている理由も。
どんな育児のベテランがいたとしても、母親にはかなわないだろう。
何か月間も、体を共有し、血液を共有したのだから。
私は娘のことを生まれるずっと前から知っていた。

顔立ちも、思ったとおりだった。
生まれたとき、まぶたが一重だったことが少し意外だったが、
その後たまに大きな二重になっていることがあり、
そのことが徐々に増えてきた。

幼い頃の夢。妊娠中に何度も見た。
日々の夢の中で、私はどんどん幼少期に戻っていった。
出てくるのはいつも幼い頃に住んでいた家。
夢の中の家は何だかいつも薄暗くはあったが、
昔見た恐ろしい夢ほどは、何も怖くはなかった。

娘は私と同じような精神性を持った人なのだろうと、そう思っていた。
私を原点に戻してくれる人なのだろうと。
上の子は私とは対照的であり、私がなりたかった理想像だ。
私をずっと先へ導いてくれる人であり、
私の生きられなかった半面を生きてくれる人でもある。

娘の向かっている世界は、恍惚。
お風呂が好きで、満腹になることが好きで、
オムツを替えること、くるまれること、抱っこされること、
明かりがつくこと、笑顔で見つめられること、
そんな心に陽の当たる世界が好きだ。

夕方に必ず泣く。
胃が小さいのか欲が無いのか、1回に飲む量が少ないようで、
夕方頃になると、満腹飲んでも足りないような気分になってくるのだろう。
夜ほとんど寝てしまって授乳間隔が空くので、
夜に備えてたくさん飲もうとしているのかもしれない。
かといって、夕方以外は、おなかが空いてもそれほど泣かない。
目が合っただけで必ずもらえると思って、ニコニコするのだ。

相変わらずよく寝る。
夜は7〜9時間寝るので、私が寝る前に飲ませれば、
夜中に起きて授乳することはなくなった。

小動物のようなしぐさ。
抱っこをすると、弱い力でポンポンと叩いてきたり、
両手を広げて抱きついてくるようなしぐさをする。
ベッドメリーが動く仕組みが分からず、念力で動かそうとしている。

キラキラするものを見るのが好き。
足をにぎってあたためると喜ぶ。
いつも掛けている兄妹お揃いの毛布を、
蹴って脱いでは掛け直してもらうのが大好きで、それは上の子もよくやっていた。

外へ出かけると、辺りをきょろきょろするようになった。
かなり首がすわってきた。おもちゃを掴めるようになった。
肌が急にきれいになってきた。毎日クリームを付けている。

やっと2か月まで書けた。