:: rainbowdrops ::

しつけとは

 

大事なのは、どんな叱り方でも、子供本人が、
なぜ叱られているのか、理解できているかどうかだ。

年末年始は二週間、夫の実家にいて、親戚の子供たちと遊んだ。
5才女、3才女、3才男、1才息子、0才男。息子は下から2番目だ。

すぐ年上の子のおもちゃを取ろうとしてしまい、嫌がられる。
「シュンクン、やだぁ」「シュンクン、来ないで」の連続。
息子はそう言われると、相手の顔を叩いたり、髪を引っ張ったり。
幼いなりに傷つくようだ。
絶対に引き下がらない。
泣かせることはあっても、泣いたりはしない。
そういう時は、ダメよ、と息子の手を強く引く。
そこで同じように叩いて、ほら痛いでしょ、という叱り方だと、
息子の場合、それをまた真似て叩き返してくるだろう。

5才や3才の子供というのは残酷なもので、
うまく一緒に遊べないとなると面倒になって、
「シュンクンは意地悪だから」とか言って、仲間はずれにしようとする。 
一緒に遊んでいる時も、追いかけっこで常に息子がオニだったりする。
何だか懐かしい。
私は子供の頃、同い年の子供とうまく一緒に遊べず、
みそっかす、だったり、常にオニをやらされたりしたものだ。
私はそのことがとても嫌だったが、
息子はオニ役を素直に楽しんでいて、キャーキャー笑いながら走り回っていた。

二週間のうちで、5才の子は学習したようで、
どうしたたら一緒に遊べるかを少しだけ考えてくれるようになった。
3才の子はというと、手に付いた赤ペンを指差して傷のふりをして、
「シュンクンにヤラレタ、イタイ」と私に言ってくる。

しつけ。
親戚の2家族を見ながら、考えさせられた。
私はちゃんと叱れているだろうか。
一つの家族は、暴力は暴力で返して分からせる、
叱る時は感情的に怒るようにしている。
私は性格的に、腹が立つことが少ないので、
どうしても冷静な叱り方になってしまい、
直した方が良いと言われ、考えさせられた。
それは私の欠陥なんだろうか。

自分の短所も含め、自分のままでいることが、
いちばん相手に伝わる方法だ。
だから、演技や嘘のない、自分なりの叱り方を目指したいものだ。
息子はまだ1才なので、まずは良い習慣づけから。