:: rainbowdrops ::

「寝ぐずり」という言葉がある。
赤ちゃんが、眠くなってくると泣く、という習性なのだが、
この寝ぐずりについては、いろいろなウワサがある。
母親のおなかの中にいる感じを求めているとか、
意識がなくなる感じが怖いとか、
眠い時に眠ればよいということが習得されていないとか、
様々なことが言われている。

私は、そういうことよりも、純粋に
野生の名残りなのではないかと思う。
赤ちゃんは、おなかの中に戻りたいなんて、そんな後ろ向きではなく、
生まれたことを喜んでいると思うし、
生まれる前からずっと、眠ったり起きたりを繰り返しているので、
眠ることはごく当たり前なことのはずだ。
ただ、親に寄り添って寝る習性なのだ。

頭をなでると喜ぶのも、
動物はお乳を飲む時に、頭が母親のおなかに触れるので、
それを気持ち良いと思うようになっている。

息子が寝る時は、だいたい勝手に寝るけども、
なるべく寄り添うようにしている。
抱っこで寝かしつけたことはない。
私は冷たいだろうか、とよく思うけれども、
笑顔いっぱいの息子の顔を見る限り、
愛情不足にはなっていないだろう。