寝かしつけの意味
今日、やっと分かったことがある。
息子はいつも眠くなると、ネンネ、と私に言って、部屋へ歩いて行き、
ベッドに上がって、自分の毛布を被ってコテッと瞬間的に眠る、
この行動は今も続いているのだが、普通はそうではないらしい。
周囲でよく聞くのは、
「寝かしつけ」をしないで寝たことがない、という話。
うちは寝かしつけを一度もやったことがない。
大人だって会議中に寝てしまうことがあるのに、
よその子はつい寝てしまわないのだろうかと、とても不思議に思っていた。
今日、同い年の子供がいる友人と話していて、
寝かしつけないと寝ないという話をよくよく聞かせてもらって、気が付いたのは、
赤ちゃんは寝る前に母親が側にいることを確認したいのだということ。
母親から離れたところで寝るのは危険だという感覚は、
赤ちゃんの本能なのだろう。
自然界で赤ちゃんが独りで寝ていたら、あっという間に食われてしまう。
もう一度うちの息子の行動を思い返すと、
勝手に行動しているようで、
ネンネ、と言いながら、ちゃんと私の居場所を確認していて、
目が覚めると急いで私を探したり、見つからないと泣いたりしている。
そういうことだったのか。
警戒心の強い赤ちゃんほど、眠い目をこすりつつ、
抱っこしてもらえるまで頑に起きて泣いているのだろう。
そのタイミングで授乳する人も多いようだから、
飲みながら寝るとかいうのもそういうことだと分かった。
他人の育児もそれぞれで、勉強になる。