:: rainbowdrops ::

0才からのしつけ

 

育児、こんな大切なことを、
どうして学校の家庭科で教えてくれなかったんだろう。
料理や裁縫は、やらなくても生きていける。
でも育児は、子供が生まれたら避けては通れないし、
生まない人も本来みんなで関わるべき問題だ。
子供は未来の人。
地球の未来を創る、大切な最初のステップだ。

しつけは最初が肝心。
1才から、2才から、なんてよく言われるが、
それは言葉が通じる年齢であって、しつけの開始ではない。
生まれてすぐから、しつけは始まっている。
そしてしつけは、叱ることではない。

赤ちゃんは動物的で、生まれて最初に
家族という群れの中のボスを認識する。
そのボスが赤ちゃん本人であってはならないのに、
そうなってしまっている多くの親子。
泣いたらすぐに抱っこ、子供の言いなりに
一日中ゆらゆらしながら家の中を徘徊する親子。
生まれたとたん自分がボスで、自分の手のひらの上で親が動くとあっては、
赤ちゃんは不安だろう。

私は、おむつ替えでは、しっかりと遠慮せず足を押さえつける。
母乳は、8分×2セットまたは4セット。だらだら飲まない。
8分たったら口をぱっと離す。これはすぐに覚えてくれて、
びっくりするほど正確に自分で8分を感じて口をぱっとする習慣になった。
時刻もなるべく決まった時間に飲ませる。
決まっているから無駄に泣かずに済み、お互い楽だ。

ぐらつく物につかまって立とうとしたら、
その物を揺らして軽く転ばせてやる。
段差のあるところでも、頭から落とす真似をしてやる。
家の中の危険箇所もすぐに覚えてくれた。

本棚の本を引っ張り出す癖があったので、
それも注意していくうちに、私と目が合うと手を引くようになった。
ダメッ。と言って軽く腕をつまみ上げる。
終わってからではなく、やっている最中に言う。

0才〜1才過ぎ、ルールに従わせることを心がけてみた。
本当はどうするのが正解か、なんて迷わない。比べない。
赤ちゃんのうちは、息子本人の思い通りにさせず、
自分の信じるままに向き合い、自分でOKを出す。
その日々の繰り返しが、信頼と安心の関係を築くのではないかと思った。
我が子の育て方は、母のみぞ知るのだ。

多くの母親たちは赤ちゃんの育児に対してイライラしている。
そんなイライラが創りだす未来はどんなものか。
初めての育児に泣かされることも、それだけ熱心なのであって、
それはそれで悪いことではないけども、
もう少し気楽にポジティブにならないものかと思う。
情報に振り回されているのも気になるところだ。

未来へのステップがどうあるべきか。
生んだ人も生まない人も、
みんなが真剣に考えて育児をすれば、
未来はもっと明るくなるのに。