初めての誕生日には音楽を

誕生日プレゼント曲。

いつも自然と、頭の中で音楽を作っていて、
それを形にする間もなく、たくさんの音楽が消え去っていく。
息子へのプレゼントは、大きな作品を作りたいと思いつつ、
でも途中から、赤ちゃんでも理解できる曲にするには、
と考えて、あれこれ考えたものを削ぎ落として、
シンプルなこの形になった。

すごく短いけれど、誕生日に息子に聴かせたら、
はっと身動きを止めて、キラキラとした目で笑っていた。
良かった。25年後にもう一度聴いて欲しい。

赤ちゃんも歳をとるものだ。
傷ひとつない、まっさらな人間が、光の中に生まれてきて、
愛をくれる。

生きていくということは、人と分かち合うことで、
人と共感しあえないこともたくさんあって、
人と違うというのは苦しいことで、
いつも笑ってはいられないけども、
息子は笑顔の人だから、それでも笑っていられるように、
たくましく生きて欲しいと思う。