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重度偏食、放っておいたら十才で食いしん坊に

 

息子が、肉と野菜を食べるようになった。肉が食べたい、生野菜が食べたい、と積極的に言うのだ。すっかり食いしん坊。

10才の息子、この一年間で急激に、大人と同じものが食べられるようになってきた。それまでは、食べられるものがほとんどなくて、学校の先生からは、減らした給食を半分も食べないと聞いていた。

ちなみに下の子が大人と同じものが食べられるようになってきたと感じたのは、1才の時。赤ちゃんの時から、給食を残したこともない。

息子の重度偏食は、好き嫌いではない。咀嚼して、飲み込んで、消化する、の問題だ。そのことを、誰からも理解されたことがない。本人は食べたがっているのだが、食べれば嘔吐が待っている。だから、飲み込みやすく消化しやすいものを少量、という本人の感覚だと思う。

成長すれば必ず食べる。だから、食べたいものを、好きなだけ食べて、好きなだけ残していい。と、息子と話し続けてきた。食べ物の命より、まず、自分の命。周りを見れば、「残さず」教育は成人病を生む結果になっている。

保育園の時は、毎日、嘔吐するまで居残りで食べた。登園できなくなった。食事とは、訓練ではない。子供の毎日は、一日一日を楽しむためにある。食べられるものを食べて、食事を楽しんだら、早く成長する。そうすれば、体が欲しがるようになる。変化に気付くことだ。

今まで少しずつ、食べられたものがあって、同時に、食べられなくなったものもあって、一進一退。赤ちゃんの時、大柄だった息子は、今は平均よりやや小柄。食べると少し太るようになってきた。外遊びをしないとね。身も心も大きくなっていると思う。