片付けの上手な子になるには
私は、片付けが得意なのか苦手なのか。
几帳面なので、片付け方や、物を減らすこと、散らからない方法を考えることは圧倒的に得意。やり遂げるエネルギーがないので、得意なのに面倒に感じることもある、といったところ。
私は友人から、家がよく片付いていると何度か言われ、自分では不思議に思った。
「片付けの得意な人」には、主に二種類あるんじゃないだろうか。「片付けるエネルギーのある人」と、「片付けが億劫だから散らかさない人」。
私は圧倒的に後者。管理全般が面倒で時間もかかるから、自分が管理できる範囲のことにしか手を出さない。
管理が得意かどうか、というのは、言い換えると、全体把握能力、だろうか。引っ越す家を選ぶ時にも、第一の条件が「狭い家」。押入れも無い。物が少ないので、狭い感じはしない。
洗濯物を畳まないことが時短だという人は多いけれど、私は逆の考え。きちんと分類、収納しないと、多くの時間を失ってしまう。我が家の洗濯物、もともと洗い替えも少ないので、半分は畳むまでもなく即使用。残りは、少ないので、完璧にたたんでも5分。洗い替えを増やすと、洗濯の頻度が落ちて楽になったりはしない。溜まった洗濯物が洗濯機に入りきらないようになり、洗濯物の山も大きくなり、畳んで収納するものも多くなる。
「片付け」は集団のルール。一緒に過ごすみんなが、効率良く過ごすための方法。
片付けの基本。「集める」「分類する」「取り出しやすくする」。それに加えて、「見えなくする」。おもちゃの片付けだったら、子供にはまず、カゴを持たせる。場所ごとに集めさせて、集まったものをジャンル分けするよりは、ジャンルごとに指定して、順番に集めさせた方がヤル気が出るようだ。集まったものを、なるべく普段通りに、かつ、次に使いやすいように並べる。見せておくもの、見えなくするもの、は用途を考えて区別する。
子供たちはよく散らかすなあ。片付いた家に慣れさせるため手を貸すか。それとも、常に散らかっている家に慣れてしまってでも自分でやらせるか。自分が気分の良い方を選択するのでも良いと思うが。
私は毎日、子供には、自分でするように促し、出来なければ私が片付けてでも、片付いた環境に慣れさせるようにしている。毎日片付け続けていると、子供自身も、散らかることが気になるようだ。