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勝手読み、勝手解釈、自己都合

 

人というのは、人の話を聞いたり読んだりする時に、話を一般化したり、一部分を全部と捉えたり、自分の思いと混同したりするものなんだな。

人に会うと、決まり文句で、痩せていると言われるという話を前にも書いた。自分自身では、言われるほど痩せているつもりがない。嫌ではないけれど、何となく常に誤解を受けているような気分になっている。

友人にそのことを話したら、私が以前にそう書き込んでいたことも覚えていてくれて、たしかに前よりは太くなったかな、と言うのだ。それを聞いた別の友人は、私が昔のスーツが入らなくなったんだよね、というようなことを言う。

なんか面白くなってきて、何とでも思ってくれればいいやと思った。

私が書いたのは、通勤で15年か20年前の服を久々に着ていること、大学の頃からほとんどサイズは変わっていないこと。太ったとも、昔のスーツが入らなくなったとも、一切書いていない。みんな自分の思いや一般論と混同して、勝手読み、勝手解釈。

今日も近所の公園でヤゴの餌のアカムシを採集したけれど、そんなことを書き込むと、人は私が毎日アカムシを採って暮らしているとか、昆虫の飼育に詳しいとか、そういう尾ひれが付くのかな。アカムシなんて知らなかったし初めて見た。

理解されたいとも思うけれど、その反面、人が適当にネットで聞きかじった情報を何気なく頭の中で再構築する、そのゆるい思考回路が面白いなと思う。