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大好きのサイン

 

朝起きると、寝ている私に、ネンネ、ネンネ、と声をかけ、
目が合うと、照れくさそうに眩しそうに笑って、しばらく考えた後に、
私のおでこにおでこを、コツン、コツン、コツンとぶつけてくる。

一才になった息子との添い寝は、
相変わらず寝かしつけという感じではなくて、
息子自身が、時間が来ると勝手にベッドに上がり、
自分の毛布を被って寝るのだけれど、
21時に寝てしまうので、私はまだ寝ない。
寝てしばらくして、一人で寝ていることに気づくと、
大声で泣いて私を呼ぶ。
寝たと思って仕事の続きをやろうとすると、
また呼ばれ、仕方なくそのまま一緒に寝る。

よく泣く子。
甘えん坊ではないが、本当は甘えたいのだと思う。
要求が多く、思いどおりにいかないとすぐ私に向かって大げさに泣く。
不安や憂鬱で泣くことは無い。
たまに一時保育に預けると、しばらくおとなしく遊んでいるものの、
迎えに来た私の声が聞こえた瞬間に、大絶叫の大泣き。
最近は人見知りをするようになり、よその人に抱っこされるだけで猛反発。
人見知りというのは、人に慣れていないからではない。
ママが良い。親への愛着のしるしなのだ。

日々感じる、表情豊かになっていく、息子から私への強い愛。
よく笑うお子さんですねと、すれ違う人が言う。
別に私が一生懸命笑いかけるから、よく笑う子になったわけではない。
息子が私に笑いかけるから、私が笑う。
生まれた時からそういう子なのだ。
しいて言えば、息子がまだおなかにいる時に、
私がたくさん笑って過ごしたと思う。
それも、息子の仕業かもしれない。たぶんそうだ。

よくしゃべる子。
生後1か月頃から、話しかけるような声を出すようになり、
6か月頃からママ、パパ、を言うようになった。
9か月では、便が出たのを、デタ、と教えてくれる。
1才で、語彙は豊富になり、私の言うことを反復するようになった。
順番に指をさして、ママ。パパ。と言ったり。
最近は、ジュース、をよく言う。
言葉に強い関心があるようだ。

たくさん話しかけたんですか、と聞かれたけれど、
ふと考えてみると、私は無口な方で、それほど話しかけていない。
生まれつきよくしゃべる子で、私はただ静かに息子のおしゃべりを聞いて、
言うことを繰り返したり、小さく返事をしたりしていただけだ。
息子へ話しかける時も、なるべく単語で話しかける。
分からないだろうことは言わない。
逆に言えば、分かると思って話しかけている。
そして息子の話には必ず相づちを打つ。

パパっ子。毎日パパの後を追いかけて過ごしている。
そういう時に私が抱っこすると、のけぞって大泣き。
パパが面白くてたまらないらしい。

生まれてきてくれたことがすごく嬉しい。
こんなに小さな人からこんなに大きな愛が。
助けられていると、毎日思う。