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赤ちゃんがバンザイで寝る理由が違っていた

 

赤ちゃんって、どうしてバンザイで寝るんだろうね。と私。

小学6年の息子が、

「手がしびれるんだよ。」

とズバリ一言。即答。

やってみると納得。ものすごく納得。実際にやってみた方が良い。

大人だと、横向きに寝ると、肩が内側に入り、肩関節が体の前に出る。赤ちゃんは、肩幅に比べて胸幅が大きめで、小さな腕。寝ている間にちょっとでも横を向いてしまった時に、肩関節を前に出すことが出来ない。小さな腕に大きな胴体が乗っかる形になる。体の構造的に、腕を上にするしかない。

だから、赤ちゃんは本能的にバンザイで寝る。というのが息子の理論。

世の中の育児情報を訂正しなければならないと思った。
医学的には、
・リラックスしているから
・手で体温調節をしているから
・呼吸がしやすいから
・曲げる方向に筋肉が働くから
とのことだが、どれも、たしかにそうだな、と思わない。

ほとんどの0才の赤ちゃんは、生まれた時から、仰向け真正面ではなく、顔をクルリと斜め前に向けて寝る。個人差はあるがおおむね4か月くらいになると、寝返りしてうつ伏せになっていたりする。かなり早い段階で、横向き寝が登場するのだが、腕は踏んだりして邪魔になるから上げている。

園児さんの昼寝はみんな横向きで、ややバンザイ。うちの子は小学校低学年くらいまで、夜寝る時は腕が上がり気味だった。9才くらいからパタリとしなくなる。となると、バンザイ寝は、赤ちゃんだからではない。

小学校中学年になるとバンザイをしなくなる理由は。

従来の育児情報だと説明できていない。本当のところは、肩幅が発達すると同時に、バンザイをしなくなるのだ。もう、そうとしか思えない。

毎日毎日、息子に納得させられることがあるのだが、これは思い出したうちの一つ。


追記

そして今、YouTubeを見ながら、私が「あ、ほんとだ。」と言ったら、「そうだよ。」と言うのだ。

120kgのユーチューバーさんの寝姿が、見事に両腕バンザイの赤ちゃん寝。20代男性でもこの寝方。ちょっとカワイイ。

やっぱりそうか。赤ちゃんかどうかによらず、そういう体形の人の寝方なのだね。

ふたたび息子がはっきりと説明する。

「体に対して、手が小さいんだよ、手を上にしてないと、寝てる間に踏んで、痛いんだよ、だから、手が上がるんだよ。」
と自信たっぷり。

私は、息子の自論が大好きだ。