:: rainbowdrops ::

子供に見せたい夏の映画

 

夏の楽しみ、映画その一。

ポケットモンスターの映画を観に行った。

主人公サトシの生き方、子供ながら清々しい。ポケモンは、進化すると、立派になって、少し可愛く無くなる。進化前も進化後も、それぞれに固有の良さがありながらも、いつかは進化していく。成長して大人になっていくということは、達成でもあり、喪失でもある。TV放送も毎回、美しく繊細で心豊かなストーリー。積極的に子供に観せたいと思っている。

サトシ、毎度のことながら顔が違うね。個人的には、XYシリーズのサトシが、サトシらしいと思う。冒険心と突出した感性と博愛の顔立ちをしている。

モンスターボールデザインのポップコーンを欲しがる娘。持ってくれる息子。

イーブイのぬいぐるみ、欲しがる娘。持ってくれる息子。

最近、私の携帯でPokemon GOをすることを子供たちに許可した。暑いのに進まぬ二人。いや、ゲームくらいさせないと暑くて進まない息子。結局、ポケストップがどうとか言いながら、暑い方へ、暑い方へ。狙いどおり、だけど暑い。

夏の楽しみ、映画その二。

夏休みに、仮面ライダービルドの映画を観た。

それに続いて、一年間続いたTV放送『仮面ライダービルド』の最終回は、先日の日曜。何年ぶりか。爽やかで、なおかつ感慨深い最終回。全体を通して、落ち着いた深みのある作品だった。

もともと、記憶喪失の若い科学者、として登場したビルド。ビルドは実は敵が作った存在だった。仲間の絆、特に二人の仮面ライダーの絆を描いたストーリー。最後は、主人公のビルドが、戦いから世界を救ったものの、ひとり、平和というパラレルワールドに取り残されてしまう。

元の戦場に戻りたくはないけれど、自分の存在は、もともと無かったものだから、パラレルワールドは自分が存在すべきではない世界。死んだ仲間も当たり前に全員生きていて、自分を知らない。だから、幸せではない。大きな目標を達成したはずなのに。

一番最後に、大切な相棒である二号ライダーが、戦いの記憶を持ったまま思いがけず登場することで、主人公は最高の幸せを得る。その最後のシーンが、一年間の放送の中で一番心に響いた。

人の幸せというのは、自分が苦しんだこと、夢をかなえたこと、笑ったこと、頑張ったことを、大切な誰かと、最低限一人でも、記憶を共有することなんだ。それが一年を通して描き続けた、Be The One、というテーマ。主題歌の歌詞に絶妙にまとめられている。

イジメ世代の子供たちにも、子育て世代のママさんたちにも、訴求する内容ではないかな。多くの子供たちの心に残ってくれればと思う。