公開カウンセリングA
相談者様がぜひ公開してとおっしゃって下さったので、これを使いながら生年月日時カウンセリングについて解説します。
私の生年月日時カウンセリングは、基本的には「カウンセリング」で、生年月日時の統計学から得られる性格や相性の情報を、お客様のお話をより深く傾聴するためのツールとして利用しています。占いではありません。占いとは基本的にスピリチュアルで、特別な感性をお持ちの占い師さんが、お客様の未来や運命を予測するものではないかと思います。また、「生年月日占い」を見ていると、それぞれの特性が全面的に褒められていることが多いのですが、私の生年月日時カウンセリングは、常に中立的な診断内容で特性を解説し、褒めません。生年月日時に良い悪いはないという考えです。
こちらの相談者様に関して。
ご本人の日干支は「辛酉(-金 -金)」です。
生まれ持った性格の特徴としては、
・大きな生きづらさを抱える人の割合が多い、悲劇の主人公
・ガラス細工のように繊細で脆く、激しい感情を持っている
・よく海外へ行かれる人も多く、活動的で、考える前に行動するタイプ
・考える前に行動してしまい、自己コントロールの難しい人が多い
・よくお酒を飲まれ、酒とともに生きる人が多い、何らかの依存症になりやすい
・暴力的なご家庭に生まれる人の割合がやや多い
・華やかで社交的、人当たりが良い、コミュニケーション上手、人との距離が近い、おせっかい
・女性は髪が派手な人の割合が多い、男性は逆に地味な印象の人が多い
・人と不平不満を共有することで仲良くなりたい(成長と共に不満を克服されている人もいます)
・しゃべることでストレスを発散したい
・ストレスが溜まると、思い込みや勘違いが出やすい
割合の問題。全項目に当てはまる人は逆に少ないかもしれませんが、「辛酉」を集団として見ると、傾向が顕著です。
顔立ちの特徴としては、「酉」に共通のタイプの人と、「辛酉」だけに見られる特徴の人といます。
「辛」の特徴としては、
・目頭側の大きい、目頭も目尻も閉じた二重
「酉」の特徴としては、
・鼻筋が一直線に通っている
・こめかみが小さく頬骨が大きく、頬から顎までが長い
・まぶたが直線的に下がっていて、目尻側が細い目
・口角が上がっている
・クセの少ないつややかな髪
こちらも、全部ではなくどれかに当てはまりつつ、集団で見ると顕著。
ただ、「辛酉」だけに見られる特徴としては、
・酉のわりに鼻が低い
・丸顔というかやや四角いような、少しエラの張った輪郭
・華奢な骨格
ある程度当てはまると、その日を選んで生まれてくる、といった感じです。計画出産で生まれた人は、顔立ちと照らし合わせて、生まれようとした日を推定します。こういったことをよく観察していくと、生年月日時が不明でもある程度の予測ができることがあります。出生時刻のみ分からない方も同様に、顔立ちから推定しています。
最初に気になるのは何よりも、お兄様の日干支。「辛卯(-金 -木)」は60干支中でも突出して最も生きづらい人の多い干支となります。天敵は「辛酉」。同じ家族の中に「辛卯」「辛酉」がいるだけで家族関係が破綻してしまうことがあります。「辛卯」と「辛酉」は60干支を円で見るとちょうど反対側。共通点が多く、どちらもガラス細工のように繊細で脆く、激しい感情を持っています。違いを一言で言うと、「辛卯」は頭脳派、「辛酉」は行動派。「辛卯」が黙って自分と向き合って鬱々と悩むのに対して、「辛酉」はしゃべって飲んでパッと発散するタイプ。それ以外はよく似ています。
そのうえ、お母様が「庚申(+金 +金)」、ご本人と同じ、金金です。お兄様とはまた別の意味で似たもの同士で、相性が良いわけではないけれど共感しやすく気が合います。「庚申」は基本的にカラッと明るく、自分中心(自己中とイコールではない)で豪快で押しの強い人の多い干支です。そのわりに内弁慶でビビリです。育った環境によっては稀にサイコパス的になりやすいのが「庚申」。多くの人はパワフルで感情の濃い人情の温かいタイプです。「庚申」は「辛卯」と「辛酉」を仲裁することができません。この3人が集まると、大きな問題が起こることがあります。
お父様は「甲午(+木 +火)」。変わり者だと伺っていますが、逆です。このご家族の中で唯一、地に足ついた、まともな方で、悪く言えば平凡、前向きで平和で社会貢献度の高い人だと思います。ルールを守る性格であり、ルールを破る人を取り締まる一面があります。法律を扱う職業などに就くと良いタイプです。
まだまだ、月干支の相性など説明すればキリがありませんが、一つ、ご本人の時干支が「壬辰」。ここにはご本人の願望や目標が現れやすく、時干支の「壬辰」は、身の回りに女性の多い色男を目指されている一面があると思います。
相談者様ご本人の干支相関図(ブルーの線)から見られる特徴としては、
大きな台形であることから、古いものや伝統、ルールを重んずるタイプで、社会的にもしっかりしたビジネスマンタイプの人だと思います。あまり新奇を好まない人ではないかと思います。
相談者様のご家族は、出生時刻も顔立ちも分からないので、図形からの性格タイプ分析は不鮮明ですが、父母兄ともに、図形が大きくバランスが取れていて、社会的にしっかりしたご家庭だと思います。逆にここにはない小さな図形ばかりのご家族というのもあって、その場合は、常識破りの創造的なタイプの人に多い図形となります。
図形の面で、お母様(ムラサキの線)とご本人(ブルーの線)は、平行線が1組、長さの同じ線が1組あり、1対1であれば話の合う相性です。お父様とも平行線が1組あり、1対1であれば話の合う相性です。親子それぞれの相性は良いのですが、「庚申」と「辛卯」と「辛酉」が集まったことによる破壊的なパワーの方が大きいかもしれません。
お友達。
友人1の方は、集団があまり得意でなく独立して成果を上げるタイプの人です。インフルエンサーなど。太りやすい人が多いです。ご本人と同じ長さの線が2組あるので、似たところのある共感しやすい関係です。
友人2の方は、対照的な性格の人だと伺っていますが、そんなことはないです。大きな同じ三角形を持っていて、要するに3辺が同じ長さなのですが、非常に似たもの同士で、ぶつかり合いながらご縁が深く共感し合う関係です。クリエイティブで優秀なタイプの人で、性格や価値観に共通点がありつつ、持っている才能は全然違うので、お互いに隣の芝が青く見えていることでしょう。
パートナー関係。
元パートナーの方を教えていただきましたが、時刻にもよりますがここまでの情報では、相性は特に良いところはないので、ご結婚されなくて良かったです。お母様と共通点のある人です。「癸未」は愛らしく、人を癒し、人を弁護する素朴なタイプなので、「癸未」をパートナーに選ぶ人は、相性が良いだけでなく、生きづらさがあったり、精神的に弱っていたりする人もいます。相性の良い人よりも、スペックの高い人を選ぼうとするのも、ご本人のタイプの人にありがちかもしれません。
これらの生年月日時情報を前提として、お客様のご相談を伺っていきます。私が独自に研究したカウンセリング方法なので、他にはどこにも似たようなカウンセリングは無いようです。